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夏の終わりに

9月もまだまだ暑い日が続くのですが、8月が終わるともう夏は終わったと感じるのは私だけではないと思います。

学生時代は、8月31日までが夏休みであり、その日が終わればまた新しい学期が始まるので、その影響もあるかと思います。

夏が終わる時に感じる独特の寂しさ、切なさは何なんでしょうね。
うだるような暑さにあれだけ悪態をついていたのが嘘のように、夏が去ってしまうことを惜しむ気持ち。


小学校の頃、実家ではサザエさんを見ていました。当時は週2回やっていたと記憶しています。
確か、火曜日と日曜日に放映していました。

今でも覚えているのですが、サザエさんのエンディングのテーマがかかると、決まって切ない気持ちになりました。
しかも、決まって日曜日の放送の時です。火曜日にはそんな気持ちはなぜか起きませんでした。

当時は、なぜそんな気持ちが生じたのか、説明することはできませんでした。
ただ、何となく寂しく感じていたのだと思います。

今ならその理由が分かります。

日曜日の夜に食卓を囲みながら、家族みんなで見るサザエさん。
それは週末最後の楽しみが終わったことを意味していました。

明日からはまた学校が始まり、新しい一週間が幕をあけます。
確かにそれはそれで楽しみではあるのだけど、この週末の華やかな楽しさはもう終わってしまう。
そんな切ない匂いを、小学校当時に感じていたのだと思います。


夏が終わってしまう今日、ふとそんな記憶がよみがえったのでした。

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by omatto | 2006-08-31 19:41 | 季節もの


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